コンビニで切手の値段を教えるのは違法になるのかが度々話題になりますが、明確に法律で禁止されているわけではありません。
では、なぜコンビニ店員が切手の値段を答えられないのか、違法の話がでる理由は何なのでしょうか。
この記事では、
- コンビニで切手の値段は違法で教えられない?
- コンビニで切手の値段を店員が答えられない理由は?
についてまとめました。
コンビニで切手の値段は違法で教えられない?
コンビニで切手の値段を教えるのが違法かについては、冒頭で伝えた通り法律で明確に禁止されているわけではありません。
ただ、コンビニが郵便窓口業務を行うと法律違反になります。
コンビニは郵便局から郵便業務を委託されていないため、「切手の販売はできても郵便の案内(郵便物の引き受けなど)はできない」のです。
そのため、コンビニ側としては郵便案内に該当しそうな質問には答えないようにしていると考えられます。
「~に使う切手はいくら?」といったように使用用途の決まった個別の質問は一律で受けないようにしているのかもしれませんね。
コンビニでの切手の販売は正式に委託されて販売しているものなので問題はありません。
頼めば取り扱っている切手の料金表を見せてくれることからも、切手の値段を教えることそのものがダメではないことがわかります。
むしろ切手の料金表をすぐに見られるように用意しておくのは切手を販売する側の義務となっています。
では、なぜコンビニ店員は切手の値段を聞いても答えられないことがあるのでしょうか。
理由を見ていきましょう。
コンビニで切手の値段を店員が答えられない理由は?
コンビニ店員が切手の値段を答えられないのは、トラブル防止の面が大きいといえます。
起きうるトラブルで主なものは、
- 間違った金額を伝える可能性がある
- 郵便案内(法律違反)になる可能性が全く無いとはいえない
などです。
コンビニでは郵便物の重さを計ることはしていないため、案内した金額で送れないトラブルが起こる可能性があります。
「料金が足りなくて期日までに届けられなかった」といった問題が起きる恐れも…。
また、個別の郵便案件に対して案内すると郵便窓口業務になる可能性が全く無いとはいえません。
場合によっては法律違反と判断されるかも…となると、コンビニにとってリスクが大きいです。
そのため、コンビニで切手の値段を教えるのは違法ではないものの、トラブル防止のために個別の質問には答えないようにしていると思われます。
まとめ
コンビニで切手の値段は違法で教えられないのか、店員が答えられない理由について見ていきました。
- コンビニで切手の値段を教えるのは法律で明確に禁止されているわけではないが、郵便の案内(郵便物の引き受けなど)は違法になるため、個別の質問には答えないようにしている可能性がある
- コンビニ店員が切手の値段を答えられないのは、間違った金額を伝えたり、郵便案内に該当したりしないように、といったトラブル防止の面が大きいと思われる
切手の料金表をすぐに見られるように用意しておくのは販売者側の義務なので、コンビニでも切手の料金表は見せてくれます。
ただ、リスク管理の面から個別の質問には答えられないことがあるので、必要な値段は自分で判断するか郵便局にいって適切な値段を出してもらうようにすると安心ですね。