メールの件名が「【50,000円給付金】電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金のご案内」のメールが届いていたら、内閣府を装った詐欺・迷惑メールです。
本文のリンクをクリックすると個人情報入力を求めるフィッシングサイトにつながります。
リンクを押さないように注意しましょう。
この記事では、「【50,000円給付金】電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金のご案内」のメールについて、
- 怪しいポイント3つ
- 個人情報を入力してしまった場合の対処法
- メールの内容
を紹介します!
【詐欺メール】「【50,000円給付金】電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金のご案内」の怪しいポイントは?
「【50,000円給付金】電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金のご案内」が詐欺・迷惑メールといえる怪しいポイントは3つあります。
怪しいポイント
- 個人(宛先の人物)を特定できていない
- アドレスが官公庁のものではない
- リンクのURLが内閣府のものではない
それぞれ詳しく見ていきます。
個人(宛先の人物)を特定できていない
宛名のないメールは、相手が誰なのかを知らないまま送ってきている詐欺・迷惑メールのポイントです。
公的なところからのメールであれば、あなたの個人名を知っていないとおかしいですよね。
ましてや国からの連絡であれば名前や住所を把握しているはず。
自治体の価格高騰支援策は実際に存在しますが、本物の支援策の案内であれば支援を担当する自治体の部署から封書で届くのが自然です。
宛名のないメールで送ってくることはありません。
アドレスが内閣府のものではない
差出人のメールアドレスが内閣府のもの(cao.go.jp)以外であれば、詐欺メール確定です。
ただ、最近の詐欺・迷惑メールはアドレスの一部に公式のアドレスが入っているケースがあります。
「もしかしたら公式かも?」と思ってしまいそうですね。
騙されないためにアドレス以外のポイントも確認して判断する必要があります。
リンクのURLが内閣府のものではない
メール本文に記載されているリンク先が内閣府公式サイトのURL(cao.go.jp)ではないです。
リンクを開かずにURLを確認するには、PCからメールを開いてリンク部分にマウスカーソルを合わせてみましょう。
(クリックはしないように!)
画面左下にURLが表示されます。
スマホの場合はリンク部分を長押しでURLを見られますが、タップミスでリンク先に飛んでしまう可能性があります。
危険を避けるためにもPCからの確認をおすすめします。
個人情報を入力してしまった場合の対処法は?
もしリンク先のサイトでログイン情報やクレジットカード情報などを入力してしまった場合は、すぐにカード会社に連絡しましょう。
不正利用される前に対応できるとベストです!
個人情報を入力してからできることは少ないですが、
- 正規サイトのログイン情報(アドレス、パスワード)の変更
- クレジットカード会社への連絡・相談
は最低限行うことをおすすめします。
「【50,000円給付金】電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金のご案内」メールの内容は?
実際に届くメールの本文は以下です。
いくつか似たパターンのメールがあるため、件名や本文の一部が異なる可能性があります。
住民税納税世帯及び関係者の皆様へ
【件名】:【50,000円給付金】電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金のご案内
平素は弊自治体の公共サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。現在の経済状況と資源価格の上昇が市民の生活に及ぼしている影響を考慮し、政府は経済的に困難な状況にある世帯を支援するために、緊急支援給付金の提供を決定いたしました。
【給付金の詳細】
給付金額:一律50,000円
対象者:令和五年度に住民基本台帳に登録されている世帯
申請方法:マイナポータルを通じてのオンライン申請
【申請及び支給スケジュール】
申請期間:本日より二月末日まで
支給時期:各市区町村により異なり、申請受理後の確認作業を経て実施
関係者の皆様には、迅速な申請をお勧めいたします。詳細情報や申請手順はマイナポータル申請サイト[https: //cao-go-〇〇〇〇.com/]にてご確認いただけます。
本メールは送信専用であり、返信は受け付けておりません。ご質問やその他の支援につきましては、公式チャンネルよりお問い合わせください。
皆様のご協力に深く感謝申し上げます。今後とも必要なサポートを提供してまいります。
敬具
内閣府ホームページ
メール本文に記載されているアドレスは正規の内閣府ホームページではありません。
リンク先で個人情報を求められても絶対に入力しないようにしましょう。
まとめ
詐欺メール「【50,000円給付金】電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金のご案内」のメールについて、怪しいポイント、個人情報を入力してしまった場合の対処法、メールの内容を紹介しました。
- 怪しいポイント3つ
-個人(宛先の人物)を特定できていない
-アドレスが官公庁のものではない
-リンクのURLが内閣府のものではない - 個人情報を入力してしまったら、ログイン情報の変更・クレジットカード会社への連絡を行う
- 実際に届くメールの内容はこちら
詐欺が疑われる怪しいメールが届いたら、まず宛先やアドレス、リンク先URLを確認してみましょう。
登録した覚えのないメールにあるリンクからは絶対に個人情報の入力はしないように注意です!