「+1(200)」から始まる電話番号からの着信は、国際電話詐欺の可能性が高いです。
電話番号の頭に「+」がついたものは国際電話なのですが、2023年頃から詐欺によく使われるようになっているため、危険があります。
この記事では、
- +1(200)の電話はどこの国からかかってくるのか
- あなたの電話にかかってくる原因や目的
- 電話に出てしまったらどうなるのか
- 迷惑電話・詐欺電話への対処法
- +1(200)からの電話に出てもいいケース
について詳しく解説します。
+1(200)の電話番号は国際電話詐欺?どこの国から?
「+1(200)」の電話番号からの着信は、国際電話を利用した詐欺の可能性が高く、危険な電話です。
また、「+1(200)」には国番号が割り当てられていないため、どこの国からかかってきているかは不明となっています。
通常、電話番号の頭に「+」がついた国際電話は国番号が割り振られています。
「+1」はアメリカ・カナダを含む北米に割り当てられた番号なのですが、続く「200」が北米には存在していないのです。
そのため、アメリカ・カナダからの電話とは言い切れません。
また、「+12」や「+120」でも該当する国番号はありませんでした。
結果として、+1(200)からの着信はどこの国からかかってきているのかわからない番号となります。
このような出所不明の番号は詐欺師が利用する手段の一つで、「インターネット上のアプリを用いて電話番号を偽装している」線が濃厚です。
自分たちの正体を隠しつつ、実際に存在する国や地域の番号のように見せかけて受信者に応答させることを狙っているのですね。
実際、「+1(200)」は不審な電話としての報告が多く、詐欺の可能性が非常に高い番号として危険視されています。
記事の後半で対処法を紹介しているので、詐欺被害に合わないよう参考にしてくださいね。
続いて、+1(200)から着信がくる原因について見ていきます。
+1(200)の電話番号から着信がくる原因や目的は?
「+1(200)」の電話番号からの着信がくる原因は、発信者が手当たり次第に電話していて偶然あなたの番号が当たったからです。
機械的にどんどん適当な番号に発信しているだけなので、必要以上に不安になることはありません。
不特定多数への電話は多くの場合、詐欺行為や個人情報の収集など、不正な目的を持っています。
例えば、以下のような目的ですね。
- 個人情報の収集
名前や住所、クレジットカード情報などを聞き出し、後に不正使用される。 - 金銭の要求
偽の宝くじ当選や不正な税金徴収を理由に、金銭を送金させようとする。 - 電話番号の確認
電話番号が実際に使用されているかどうかを確認するため。応答すると、さらなる詐欺やスパムのターゲットになる可能性がある。 - 国際電話詐欺
「+1(200)」からの電話にかけ直させ、高額な料金の不正請求を狙っている。
上記のように、個人情報や金銭を引き出すために様々な手法を使います。
被害にあわないよう注意して対応しましょう。
次に、+1(200)の電話に出てしまった場合について紹介します。
+1(200)からの電話に出てしまったら?
万が一、「+1(200)」からの電話に出てしまった場合、「入国管理局を名乗って書類の話を進めてくる」と報告が挙がっています。
「未受取の重要な書類がある」といった内容です。
もし電話に出てしまっても、話に付き合わずにすぐ電話を切ってしまえば問題ありません。
以下に、電話に出てしまったときの対応をいくつか紹介しますね。
- 個人情報を共有しない
名前、住所、クレジットカード情報、銀行口座情報などは絶対に教えない。 - 電話をすぐに切る
電話が詐欺であると疑われる場合、相手に情報を与えないようできるだけ早く切断する。 - 迷惑電話ブロック・着信拒否
電話が詐欺であると確信した場合、同じ番号からの電話リスクを減らすために、電話の機能で番号をブロック・着信拒否する。 - 不正請求の確認
電話が長時間続いた場合やリダイレクトされてしまった場合は、通話料金に不正請求がないかを確認する。不審な請求があれば、すぐに携帯電話会社やカード会社に連絡。
たとえ電話に出てしまっても、焦る必要はありません。
電話に出ただけで被害にあうことはまずないので、落ち着いて対処しましょう。
次の項目では、+1(200)からの電話に出ていいケースについて見ていきます。
+1(200)からの電話に出ていいケースはある?
「+1(200)」の電話番号からの着信に出てもいいケースは、限られています。
以下のような場合を除いて、基本的には出ないようにしましょう。
- 知人や信頼できる人からの通知があった場合
もしあなたが事前に、アメリカやカナダにいる知人から「+1(200)」からの電話が来ることを知らされていた場合には、その電話に出ても問題ないでしょう。
しかし、これは非常に稀なケースです。 - 企業やサービスからの確認があった場合
もしあなたが何らかのサービスに登録しており、その企業から「+1(200)」の番号で連絡が来ると事前に確認している場合には、出ても問題ありません。
ただし、このような状況も通常はあり得ません。
一般的には、「+1(200)」からの電話には出ないことを強くお勧めします。
多くの場合、詐欺や不正目的でかけられているため、不必要なリスクを避けるためにも無視するのが最善です。
次の項目では、+1(200)のような迷惑電話への対処法をまとめています。
+1(200)のような迷惑電話・詐欺電話への対処法は?
「+1(200)」のような迷惑電話・詐欺電話に対しては、以下のような対処法を取ることが効果的です。
- 電話を切る
電話に出てしまったときはすぐに電話を切る。個人情報は絶対に教えないように注意。 - 知らない番号からの着信には折り返さない
着信履歴に国際電話や知らない番号からの着信が残っていてもかけ直しはしない。場合によっては高額な通話料金を請求されることがある。 - 着信拒否設定
今後同じ番号からの電話がこないように着信拒否を設定する。 - 迷惑電話対策アプリの使用
迷惑電話をブロックするアプリをインストールすることも有効。既知の詐欺番号を自動的にブロックし、被害を防ぐことができる。 - 詐欺報告
可能であれば、詐欺番号を公的な機関や詐欺報告サイトに報告する。
迷惑な電話がかかってきても、適切に対処すれば大事にはなりません。
迷ったらまずは電話を切りましょう。
焦ると判断力が鈍って相手の話に乗せられてしまうので、落ち着く時間を作ることが大事です。
冷静になったら電話番号をインターネットで調べてみることをおすすめします。
不審な電話であれば、なにかしら怪しい報告が見つかるはずです。
適切な対応を取ることで自分の身を守ることに繋がりますよ。
まとめ
「+1(200)」からの電話について、国際電話詐欺なのか、どこの国からかかってくるのか、着信がくる原因・目的、対処法などを紹介しました。
- +1(200)の電話は国際電話を利用した詐欺の可能性が高い
- 「+1(200)」は国番号が割り当てられていないため、どこの国からかかってきているかは不明
- 詐欺行為や個人情報の収集といった不正な目的のために、不特定多数に手当たり次第にかけている
- 電話に出ると、入国管理局を騙って「未受取の重要な書類がある」などとアナウンスされる
- +1(200)の電話に出てもいいケースは、海外にいる知人や取引相手から電話がくる予定だった場合のみ
(ただし、知らない番号からかかってくるケースは稀なので、基本は出ないこと) - 迷惑電話・詐欺電話への対処法はこちら
「+1(200)」から始まる電話は、詐欺の可能性が高いため出ないようにしましょう。
特定の国や地域からの信頼できる連絡ではなく、不正な目的の電話と思われます。
個人情報の保護や金銭的な損失といった被害を防ぐために、対処法を覚えておくことをおすすめします。