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頻度が高い・多いはどちらが正しい使い方?大きいや増えるは間違い?

頻度が高い・多いはどちらが正しい使い方?大きいや増えるは間違い?

「頻度が高い」と「頻度が多い」はどちらが正しい使い方なのでしょうか。

大きい(小さい)増える(減る)上がる(下がる)落ちるなどを使うこともありますが、頻度を表すには適していないのか気になりますね。

 

そこで、頻度について

  • 高いと多いはどちらが正しい使い方?
  • 大きい・小さい
  • 増える・減る
  • 上がる・下がる・落ちる

についてまとめました!

頻度が高いと多いはどちらが正しい使い方?

結論としては、「頻度が高い・低い」が正しい使い方です。

日常のシーンで「頻度が多い・少ない」が使われることもありますが、言葉の意味を考えると適切ではありません。

頻度が高い・多いについて例文を交えて紹介します。

頻度が高い・低いが正しい理由

「頻度」という言葉は「何かが繰り返して起こる度合い」や「程度」を表すもので、特定の事象や出来事がどれだけ頻繁に発生するかを示すために用いられます。

繰り返し起こる頻繁さの程度を表す言葉なので、「高い」「低い」が最も自然な表現となります。

 

使い方としては「利用頻度が高い」「雨の頻度が低い」などですね。

例えば、

  • 彼は週に5回ジョギングをしているので、運動の頻度が高いです。
  • この地域では雨の頻度が低いため、水不足の問題が起きています。

といったように使われます。

わかりづらいときは「度」がつくものは基本的には「高い・低い」が正しい表現と覚えておきましょう。
(※震度・角度・密度など、例外もあり)

温度や湿度のように日常的に使う言葉で高い低いで表すものを思い浮かべるとよりわかりやすいです♪

頻度が多い・少ないは間違い?

「頻度が多い・少ない」は意味としては伝わりますが、正しい使い方ではありません。

「多い」「少ない」は数や量を表すときに使うのが一般的です。

例えば、「利用者が多い」「地震が少ない」などですね。

頻度は度合い・程度を示すものなので、数値を表すときに用いる「多い」「少ない」は適切な使い方ではないといえます。

 

ただ、多い少ないでも「何かが頻繁に行われるか、稀に行われるか」といった意味は伝わります。

適切ではないとはいえ、日常会話ではそこまで厳密に考えなくていいでしょう。

頻度が大きい・小さいは?

「頻度が大きい」と「頻度が小さい」は、頻度を示すための表現としては一般的ではありません

通常、「大きい」「小さい」の表現は物理的な大きさや規模を表す際に使用されます。

例えば、

  • あのお店のホットドッグはとても大きい
  • 彼女の持っているカバンが小さくて買ったものが入らない
  • あの子はまだ小さい

などのように使います。

頻度のように「程度」を表現する際には適していません。

頻度が増える・減るは?

「頻度が増える・減る」という表現も正しいとはいえません

「増える・減る」は数や量などに用いられることが多い表現で、例としては「収入が増える」「体重が減る」などです。

 

ですが、「頻度」に使われることが多い言葉でもあります。

使われやすい理由としては「多い」や「大きい」と比べて違和感がなく、意味も伝わりやすいからでしょう。

例えば、

  • 最近、彼のトレーニングの頻度が増えて、体力が向上しています。
  • 燃料価格が上昇したため、車の利用頻度が減りました。

といった使い方だと違和感は感じません。

一見すると合っている表現に思えますが、度合いを示す「頻度」は高い・低いが正しい使い方です。

なので、上記の場合は「トレーニングの頻度が高くなって」「利用頻度が低くなった」とするのが適しています。

頻度が上がる・下がる・落ちるは?

「頻度が上がる・下がる・落ちる」という表現も正しい使い方ではありません

「上がる・下がる」も「増える・減る」と同様にあまり違和感がなく、日常的に使われるシーンが多い印象です。

ですが、やはり度合いを示す「頻度」においては適切な使い方とはいえません。

頻度は度合い・程度を示すものなので高い・低いが正しい使い方です。

まとめ

頻度が高い・多いはどちらが正しい使い方なのか、大きい(小さい)増える(減る)上がる(下がる)落ちるは間違いなのか見ていきました。

  • 頻度を表す際には「高い」「低い」が一般的で正しい使い方
  • 「多い」「少ない」は、数や量を表すときに使用され、頻度を説明するのには適していない
  • 「大きい」「小さい」は物理的な大きさや規模を表すことが多く、頻度には適していない
  • 「増える」「減る」「上がる」「下がる」「落ちる」は正しい表現ではないが、頻度の表現として違和感が少なく意味も伝わりやすいため使われることが多い

頻度は「高い」「低い」が正しい表現でした。

ただ、文脈として間違っていても、一般的に使われることが多い言葉が定着して時代によっては正しい表現とされることも…!

もしかしたら「増える」「減る」「上がる」「下がる」「落ちる」などが頻度の適切な表現とされる日がくるのかもしれませんね。

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