「モバイルプランナー」という言葉をインスタなどSNSで見かけることが増えましたね。
「大学生やインターン生を使って勧誘する怪しい・悪質な商法では?」と言う声もあり、仕組みが気になります。
そこで、モバイルプランナーとはどんな仕組みか、大学生・インターンを起用する理由を調べました!
この記事に書かれていること
- モバイルプランナーとは?仕組みはどうなってるの?
- モバイルプランナーは怪しい友情商法?
- モバイルプランナーで大学生やインターンを起用する理由は?
モバイルプランナーとは?
モバイルプランナーとは、スマホの買い換えなどのときに料金プランの説明や提案を担当する人のことです。
この定義でいくと携帯ショップの店員さんもモバイルプランナーに当たりますが、今回は正規ショップ以外の怪しい・悪質と言われている無店舗のモバイルプランナーについて見ていきますね。
怪しいと言われるモバイルプランナーは、主に
- 「スマホの料金が安くなる」
- 「安く機種変できる」
- 「ショップに行かなくても安く携帯を変えられる」
といった投稿をSNSで流し、興味を持った人に説明する形が多くなっています。
料金プランは複雑でわかりづらいものなので、新しくスマホなどの通信機器を変えるときは必ずと言っていいほど説明を受けますよね。
モバイルプランナーはその説明部分で「安くなってお得だから携帯(料金プラン)変えよう!」と契約変更を推奨する営業マンのようなイメージです。
ただ、結局は大手キャリアのスマホを紹介するので、ショップで契約するよりも安くなるなんてことはないです。
決まっている料金プランの中から選ぶしかないのだから違いが出るわけないですよね。
次はモバイルプランナーの仕組みを見ていきましょう。
モバイルプランナーの仕組みは?
モバイルプランナーはプランの提案をして契約を取ったらお金を貰える歩合制の仕組みがほとんどです。
多くは代理店がアルバイトを雇ってインセンティブ報酬を支払う、といった形ですね。
たまに求人広告で時給表記されているようですが、この場合も実態は歩合制が大半です。
顧客(紹介相手)はLINEやSNSの知人が中心になってきます。
販売店からすれば歩合制で雇ったバイトが勝手に宣伝してくれるため、広告費を抑えて契約を取れるメリットがあります。
紹介された側も今のプランより料金が安くなったり乗り換えのサービスでフィルムを貰えたりとメリットがあるので、一概に悪質な商法とはいえません。
怪しい・悪質と言われるのは、嘘の説明・誇張した表現で話す人や知り合いへのしつこい紹介が多い点でしょうね。
虚偽のないしっかりした説明を受けた上で納得して契約するのなら、通常の営業マンと変わらないビジネスと言えるでしょう。
次はモバイルプランナーの話でよく出てくる「マルチ商法」や「友情商法」について見ていきます。
モバイルプランナーは怪しい友情商法?
モバイルプランナーが怪しいという話でよく出てくるワードが「マルチ商法」や「友情商法」です。
知人に猛アタックする人が多いのでマルチ商法と疑われますが、モバイルプランナーはマルチ商法ではありません。
マルチ商法とは
商品を販売しながら会員を勧誘し、紹介料を得る商法。
消費者を販売員にして、会員を増やしながら商品を販売していく。
スマホの料金を安くする提案をしているだけで、モバイルプランナー(会員)になるよう勧誘しているわけではないからですね。
しかし、「友達だから協力して」といった友情商法には該当します。
- 「いい話があるから話だけでも聞いて!」
- 「契約したらSNSに投稿して!」
- 「契約しなくてもいいから投稿をシェアして!」
のように言われたら、いくら友人といえども怪しさが出てきてしまいますね。
目先の利益のために安易に声をかけると、信頼を失って友人関係に傷が入る可能性が高いです。
モバイルプランナーで大学生やインターンを起用する理由は?
モバイルプランナーのニュースや検索には「大学生」「インターン」がよく出てきます。
なぜ大学生・インターンを起用するのか、理由を3つ考えてみました。
- 拡散性
- 広告費削減
- 社会経験がない・少ないことを刺激
拡散性
拡散性はインスタグラムなどのSNSでの広告効果を狙ってのものです。
ネット社会となった現代では、ほとんどの学生が何かしらのSNSを利用しています。
人によっては空き時間にずっとインスタを眺めていることもよくありますよね。
知り合いの投稿なら目に触れる機会は多いですし、協力してくれる友人がいれば拡散性は抜群です。
しかも大学生なら就職等で辞めてもまた新入生が入ってくるので、その友人に拡散していけば新たな顧客にアプローチしていけます。
広告費削減
代理店が広告を出しても見てくれる人は少ないです。
しかし、友人が勧めてきたら話くらいは聞く人はいるでしょう。
その中で「契約する人」「シェアだけはしてもいい人」がいれば代理店側は広告費をかけることなく宣伝することができます。
歩合制で雇ったバイトが広めてくれるため、代理店の負担を大幅に抑えることができますね。
社会経験がない・少ないことを刺激
大学生やインターンは社会経験が少ないです。
なので、「やる気次第で大きく稼ぐことも可能!」などと言われればやる気が刺激されがち。
「社会で役立つスキルが身につく、しかも稼げる」と聞けば、深く考えずに手を出してしまう人もいるでしょう。
大学生が持続化給付金の不正申請に加担していたニュースもありましたが、違法なバイトには手を出さないように注意しないといけませんね。
モバイルプランナーとは?大学生やインターンを起用する仕組みを調査!のまとめ
モバイルプランナーとはなにか、仕組みや大学生・インターンを起用する理由を見ていきました。
- モバイルプランナーとはスマホなどの料金プラン説明や提案を担当する人
- 仕組みはプランの提案をして契約を取ったらお金を貰える形がほとんど
マルチ商法ではないが友情商法で友人関係が壊れる可能性がある - 大学生・インターンを起用する理由は拡散性や広告費削減と予想
モバイルプランナーは嘘の説明や誇張した表現を使ってしまいトラブルになることが多いようです。
最後に、参考になるニュース記事のリンクを貼っておきますね。
店舗を持たない「モバイルプランナー」との携帯電話の契約トラブル。国民生活センターに聞きました。
「携帯代が安くなる」--大学生のインスタで広がる「#モバイルプランナー」は友情商法か