メールの件名「【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです」は、詐欺メールです。
差出人は東京電力パートナーとなっていますが、名前を騙っているだけで一切関係ありません。
もしリンクを開いてしまったり、個人情報を入力してしまったら、すぐに対処する必要があります。
この記事では「【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです」のメールについて、
- 怪しいポイント5つ
- リンク先URLを開いてしまったら
- 個人情報を入力してしまってからの対処法
- 実際のメールの内容
を紹介します!
詐欺メール「【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです」の怪しいポイント5つ!
詐欺メール「【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです」の怪しいポイントを5つ紹介します。
怪しいポイント
- 宛名が入っていない
- 差出人(送信者)のメールアドレスが変
- リンク先のURLが東京電力エナジーパートナーの公式サイトではない
- 不自然な文章がある
- 支払い期日が当日(過ぎている場合もあり)
それぞれ詳しく見ていきます。
宛名が入っていない
今回の東京電力エナジーパートナーを騙った詐欺メールには、あなたの名前(宛名)がありません。
本当に公式サイトからの重要なメールなら、登録している名前が記載されているはずですよね。
詐欺メールは不特定多数のアドレスにランダムに送りつけているので、あなたの名前まで把握してはいないのです。
支払い関係の重要な連絡なのに名前がないのは怪しいですね。
正規のメールではない可能性が高いので、メールの案内に従わないように注意しましょう。
差出人(送信者)のメールアドレスが変
差出人のメールアドレスが公式と関係ないものなら詐欺メールです。
東京電力エナジーパートナーのドメインは"tepco.co.jp"です。
ですが、今回の詐欺メールでは「@henson-hold.vyls.com」「@whitaker-carrillo-truth.spboo.com」など、全く関係のないドメインから送られてきています。
【不審なアドレスの参考画像】
上記の黒く塗りつぶした部分は私のアドレスが入っていました。
最近は送信元アドレスの一部にこちらのアドレスが入っている詐欺メールが多いですね。
ドメインも「henson-...」となっていて東京電力エナジーパートナーとは全く関係ありません。
中には公式に見えるように差出人アドレスに公式に似ている文字列を入れているメールもあります。
よく見ると1文字違ったり、前後に別の文字がついていたりしたら詐欺メールを疑いましょう。
リンク先のURLが東京電力エナジーパートナーの公式サイトではない
メール本文にあるリンク先が公式サイトと関係ないURLになっています。
【東京電力エナジーパートナー公式サイトの正しいURL】
- https://www.tepco.co.jp/ep/
私に届いた「【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです」では、リンクのURLが「5qunigakbgpp…」や「hwo4k8u6a4p...」とながーいURLでした。
全く違う文字列なので、公式サイトではありません。
リンクを開かずにURLを確認するには、PCからメールを開いてリンク部分にマウスカーソルを合わせてみましょう。
(クリックはしないように!)
画面左下にURLが表示されます。
※ボタンリンクになっているものでURLが表示されないものもあります。
スマホの場合はリンク部分を長押しでURLを見られますが、タップミスでリンク先に飛んでしまう可能性があります。
危険を避けるためにもPCからの確認をおすすめします。
不自然な文章がある
メール内に不自然な文章があれば詐欺メールの疑いがぐんっと高くなります。
「【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです」のメールでは、リンク付きの文章が「支払いの詳細リンクエント」と意味のわからない表記になっていました。
調べてみたところ、滞納者を意味する「delinquent(デリンクエント)」という単語があったので、変換ミスかも…?
何にしても、ちゃんとした企業が意味の通じない文章で送ってくることはまずありません。
不自然な文章は詐欺メールを疑うポイントです。
支払い期日が当日(過ぎている場合もあり)
メール内に書かれているお支払い期限が当日など、あまりにも近すぎる場合は怪しいです。
雑なものだとメールが届いた日より前の日が支払期限になっているものも…。
「すぐに払わないと…!」と焦らせて判断力を鈍らせようとする、詐欺メールによくあるパターンですね。
騙されないように注意しましょう。
次に、もしリンク先URLを開いてしまったときの対応を見ていきます!
もしリンク先URLを開いてしまったら?
URLを開いてしまった場合は、何も情報を入力せず、すぐにそのページを閉じましょう。
クレジットカードの情報やパスワードなど、個人情報は絶対に入力してはいけません。
リンクを開いただけなら詐欺にあうリスクはまだ低いです。
ですが、個人情報を入力してしまうとかなり危険…!
もし入力してしまっていたら、この後に紹介する対処をすぐに行いましょう。
個人情報を入力してしまったらどう対処する?
もしリンク先のサイトでパスワードやクレジットカード情報を入力してしまった場合は、すぐに以下の対応を行いましょう。
- 正規サイトのログイン情報(アドレス、パスワード)の変更
- クレジットカード会社への連絡・相談
- 二段階認証の設定
パスワードの変更とクレジットカード会社への連絡は必須です。
不審な履歴の確認や、カードの利用停止措置について相談することで、被害を最小限に抑えられます。
対処後しばらくの間はクレジットカードの取引明細をこまめにチェックすることをおすすめします。
不審な利用がないかすぐに気付けるようにするためです。
また、同じパスワードを使っている他サービスがあれば、そちらも変更しておいたほうが安全です。
「【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです」のメールの内容は?
実際に届いたメールの本文は以下です。
いくつか似たパターンのメールがあるため、件名や本文の一部が異なる可能性があります。
このメールは、未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです。お手数ですが、以下の内容をご確認いただき、早急にお支払いいただけますようお願い申し上げます。
お支払い期限: 2024/05/05
お支払いが確認できておりませんので、お早めにお支払いください。
オンラインでのお支払い: 以下のボタンをクリックして、オンラインでお支払いください。
▼ 支払いの詳細リンクエント
※更新の有効期限は、24時間です。
お支払い前に、添付の請求書をご確認いただき、お支払い金額が正確であることをご確認ください。
既にお支払いいただいた場合は、このお知らせを無視していただいて結構です。ご不明な点やご質問がある場合は、お気軽にお問い合わせください。お客様サポートチームがお手伝いいたします。
ご協力とご理解に感謝いたします。早期のお支払いをお待ちしております。
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東京電力エナジーパートナー株式会社
〒100-8560 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号
(※長い空白)
ご注意事項 ※このメールアドレスは送信専用です。ご返信いただいてもお答えできかねますのでご了承ください。
※掲載内容に関するお問い合わせは開催店舗にて承っております。
※メール配信停止、受信メールアドレスの変更等、登録情報の変更手続きは「マイページ」にログイン後、「メールマガジン変更?解除」よりお手続きください。
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実際に届いたメールでは「支払いの詳細リンクエント」や、長い空白の後にある「マイページ」「お問い合わせ」などがリンクになっています。
どのリンク先URLも東京電力エナジーパートナーの公式サイトではありません。
もしリンク先を開いてしまっても、個人情報は絶対に入力しないようにしましょう。
まとめ
詐欺メール「【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです」の怪しいポイント、リンクを開いてしまったらどうするか、個人情報を入力してしまった場合の対処法、メールの内容を紹介しました。
- 怪しいポイント5つ
-宛名が入っていない
-差出人(送信者)のメールアドレスが変
-リンク先のURLが東京電力エナジーパートナーの公式サイトではない
-不自然な文章がある
-支払い期日が当日(過ぎている場合もあり) - リンク先URLを開いてしまったら、何も入力せずにすぐページを閉じる
- 個人情報を入力してしまったら、パスワードの変更・クレジットカード会社への連絡をすぐに行う
- 実際に届くメールの内容はこちら
怪しいメールが届いたら、まず宛先や差出人メールアドレス、リンク先URLがおかしくないかを確認しましょう。
少しでも怪しい部分があるときは絶対に個人情報や支払いはしてはいけません。